正しいシャンプーとトリートメントの使い方

 

皆さんこんにちは!

富士市の美容室 PICASSO HAIR

オーナーの梶浦です!

 

 

 

先日、富士市松岡にある老舗おしゃれヘアサロン ヘアーキャンバスぴかそさんがPICASSO HAIRへ遊びに来てくださいました!

 

富士市へPICASSO HAIRをオープンする際に

市内に似たような紛らわしい名前で美容室をオープンしてしまうことを大変申し訳なく後ろめたく思っていたのですが

サロンの名前はどうにも変えるわけにはいかず…

 

そんな僕らに対してぴかそさんはとても気さくにお話ししてくださり、快くお許しくださいました。

本当にありがとうございます。

 

 

なるべくご迷惑をお掛けしないように、ひっそりと頑張ります!

 

生き物好きでとっても温かい方たちなので皆さんもぜひ遊びに行ってみてください!

こだわりの店内や、可愛い鳥さん、僕らも遊びに行きたい!笑

 

 

 

 

さて、では本題!今日は

"正しいシャンプーとトリートメントの使い方"

 

なんとも美容室らしい、PICASSO HAIRにとっては激レア記事内容ですね。笑

 

 

皆さんの生活の中で切っても切り離せない部分かと思いますが、

意外と正しい使い方を知って使用している方は少ない印象です。

 

皆さんはシャンプーとトリートメントを正しく使用できていますでしょうか?

まずシャンプーとトリートメントの使用目的を知る必要がありますね。

 

 

シャンプーは頭皮や髪の毛の汚れを綺麗に落とすために、

トリートメントは髪の毛を絡まりにくく綺麗に見せるために使用しますよね。

 

くどいようですが、トリートメントは決してダメージは治せません。

 

 

これが使用目的ですね。

使う前にいちいちは考えませんが、皆さんおおよそ同じような考えで使用していると思います。

 

 

 

ではシャンプーとトリートメントというものが実際に髪や頭皮に対してどう働きかけているのか。

 

 

サクサクっと説明していくと、

 

シャンプーの主たる成分は界面活性剤起泡剤です。

頭皮や髪の汚れ(油)を泡で包み込み、水で流れやすくしてくれるわけですね。

 

要するに、本来混ざり合わない水と油(汚れ)という物質を混ぜ合わせることができるわけです!

 

食器洗いなんかで想像すると大変わかりやすいと思いますが、

油汚れ(例えばハンバーグとかパスタに使用したお皿)をお水だけで流そうと思ったらなかなか綺麗に落ちませんが、

洗剤(界面活性剤)を使用すると簡単に油汚れが落ちますよね!

 

シャンプーは全く同じ原理を利用しています。

 

 

そしてトリートメントは以前からブログ内でちょくちょく説明している通り、

髪の毛のダメージホールに髪の擬似成分を供給し、シリコンなどで皮膜を作って絡まるのを防いだり手触りを良くしたりします。

 

重ねてくどいようですがトリートメントは決してダメージは治せませ…

 

くどい!絶対学生時代モテなかったやつ!!

すみません、取り乱しました…

 

 

 

では気を取り直して、具体的な使用方法を見ていくと、

 

まず髪の毛を濡らす→シャンプーをつけて泡立てる→水(お湯)で流す→トリートメントをつける→水(お湯)で流す

 

PICASSO HAIR調べによると99%以上の方がこのような手順を踏んでシャンプートリートメントをしているはずですが

もし違うという方がみえたらすぐにお電話ください。笑

 

シャンプーの回数やトリートメントをつけたまま時間を放置するなどの差こそあれど、ほとんどの方は上記のような感じかと思います!

 

 

で、この中のポイントはズバリ…

まず髪の毛を濡らすシャンプーをつけて泡立てる水(お湯)で流すトリートメントをつける水(お湯)で流す

 

はい、全部ですね。

 

 

細かく見ていきましょう!

 

①まず髪の毛を濡らす

これが最重要と言っても良いくらい、とても大事な工程です!

 

髪の毛や頭皮がよく濡れていないと、いくらシャンプーをつけてもシャンプーが泡立たず、本来の効果が得られません。

それでは油汚れが落とせないということになるので使用目的から考えても本末転倒ですよね。

 

そしてもう一つ、油汚れ以外の汚れ(塵やほこりなど)を落とす目的があります。

髪の毛と頭皮の汚れを大別すると、”髪の毛(上記のような油汚れ以外)””頭皮(皮脂等の油汚れ)”

このようになります。

 

従って、髪の毛の汚れはほとんど水で落とせるということです。

水で落とせる汚れをシャンプーをつける前によく落としておくと、シャンプーの泡立ちもとても良くなります。

 

 

②シャンプーをつけて泡立てる

これが最重要と言っても良いくらい、とても大事な工程です! ←ん?

 

もちろんこれをしないと皮脂等の油汚れが落ちないので綺麗に洗えませんよね。

つける手順ですが、シャンプーを手に取り、手のひら全体に馴染ませた後、頭皮全体につけていきます。

 

手のひら全体に馴染ませるのは1箇所に大量につくのを防ぐためですね。

頭皮に悪いから、とかではなく単純に無駄なので勿体無いです。

床に垂らすとか言語道断です。←ほっとけ

PICASSO HAIRはサステナブルな社会を応援します

 

そしてあくまで”頭皮”につけていきます。

察しの良い方はお気付きかと思いますが、シャンプーが油汚れをターゲットにしているため、油汚れの多い箇所につけていくわけですね。

 

基本的には髪の毛は頭皮で泡立てた泡を伸ばしてあげれば十分です。

ただ、油分の多いスタイリング剤やワックスを使用している場合は追加で髪の毛にも直接シャンプーをつけてくださいね!

 

よく聞かれるプッシュ数は、ポンプにもよるかと思いますが基本は1~1.5プッシュで十分です。

髪の長さはあまり関係ありません。

それよりも皮脂量や汚れの量に影響を受けます。

 

もちろんそれでは完全に泡立たない方も多いと思いますので

その場合は一度しっかり流して再度同じように1プッシュつけてシャンプーしてください。(美容師はそれを2シャンと呼ぶ)

 

後述しますが、汚れを取り除く(流す)のはあくまで水なので

汚れが多い中でシャンプーをたくさん使っても非効率で泡立ちにくい上、エコではありません。

PICASSO HAIRはサステナ…

 

2度行っても泡立たない場合は、再度流して3度目のシャンプーです。

大量に油を被った場合と今までの汚れが蓄積していた場合はあり得ますが、毎回3シャンを必要とすることは考えにくいので

万が一その場合はお使いのシャンプーの洗浄力が弱すぎるかもしれませんので買い替えをおすすめします。

 

気になるシャンプー方法ですが、

基本的にシャンプーが泡立って頭皮や髪全体に行き渡れば流してしまって問題ありません。

頭皮マッサージはシャンプーで綺麗にすることとはまた別問題なのでね。

 

もちろん指のお腹で頭皮マッサージするようにシャンプーするのがおすすめで、

爪を立てて頭皮を傷つけるような洗い方はNGです。

 

このあたりの技術的な話はPICASSO HAIRで直接聞いてください!笑

 

 

③水(お湯)で流す(中間

もうこれが最重要と言っても良いくらい、とても大事な工程です! ←んん?

 

シャンプー自体が直接汚れを落としてくれるわけではなく、

シャンプーの泡によって包み込んだ汚れが”水で流すこと”で初めて汚れが落ちます。

 

すすぎが甘くシャンプー剤が残ってしまうと、

頭皮の菌の栄養となってにおいの原因になってしまったり、髪の毛が軋んでしまったりするので

①の髪を濡らす工程同様、これでもかというくらいしっかり流します。

 

水が髪の表面を伝っているだけになってしまうこともよくあるので

水で流す際もシャンプーする時のように頭皮に指を入れながら流します。

 

このすすぎ不足が原因で頭皮がフケっぽくなったり、トラブルが起きてしまったりする方も少なくないです。

 

 

④トリートメントをつける

これはまぁそこまで重要ではないかなーとも思いましたが、んー、まぁやっぱりこれも大事な工程ですね。 ←おい

 

トリートメントは先述の通り、あくまで髪の毛を綺麗に見せるためのものなので

 

頭皮につけても百害あって一利なしです。

髪の毛のほとんどダメージすることのない根元の方も必要ありません。

毛先バサバサに傷んでたとしても大体根元はツヤツヤですよね。

 

なので主に中間から毛先の、ダメージのある部分につけていきます。

ダメージがほぼない方や髪の長さが数cmしかない方で、特別絡まりやすいような髪質の方でなければトリートメントをつける必要はありません。

 

使用量は髪の毛に満遍なくつけば十分です。

つけた箇所はツルツルするので手触りでわかると思います。

これは髪の長さや、ダメージ部の面積に左右されるのでプッシュ数でお伝えするのは難しいです。

 

時間を長く置いてもほぼ意味はありません。

つけてささっと流しましょう。

 

しかし櫛などでコーミングする(梳かす)のはとても有効です。

髪の毛に均等にトリートメントをつけることができるので、手触りが断然よくなります。

 

チェンジリンスも有効ですが、くれぐれも頭皮につかないように注意が必要です!

このあたりの理屈はほとんどコーミングと変わりません。

 

たくさんつけたくなる気持ちはわかりますが、そもそもトリートメントの必要ない健康な髪の毛や根元の方につけてしまうと

髪の毛に無駄な重さが出てしまい、ボリュームが落ちたり、自然なヘアスタイルが作れなくなってしまうので適材適所を心がけましょう!

 

 

⑤水(お湯)で流す(最終)

結局全部重要な工程でしたね。笑

 

このすすぎは主にトリートメントを流す目的で行います。

トリートメントも綺麗さっぱり残さずにしっかり流しましょう。

 

トリートメントはあまり流したくないという気持ちもわかりますが、

やはりトリートメントが残ってしまうと一番の問題は髪の毛に重さが出てしまうこと。

 

乾かしてもなんとなくべちゃっとしてしまう場合は、トリートメントのすすぎ残しが原因かもしれません。

 

その他に変なつや感が出たり、ベタついて汚れが付きやすくなってしまったりします。

 

一度髪の毛についたトリートメントは一度しっかり流す程度では取れないので安心してしっかり流してください!

 

 

 

はい、ここまでがシャンプートリートメントの全工程でした!

 

皆さんの毎日行っているシャンプートリートメントと比べていかがでしたでしょうか!

 

 

 

普段しているシャンプートリートメントの方法となんら変わらなかったという方、

もう美容師としてPICASSO HAIRで働いてください!笑

かなりの上級者です!

これからもドヤ顔でシャンプートリートメントしてくださいね!

 

 

自分のやり方と少し違ったかも、なんて方は少し参考にしてみてください!

 

髪質やヘアスタイル、使用するシャントリなんかによっては多少左右するところもあるかと思いますので、

これを機にご自身に合ったシャンプートリートメントの仕方を見つけてみてくださいね!

 

 

 

この情報が少しでも皆さんのお役に立つと嬉しいです!

 

 

それでは皆さん

正しいシャンプートリートメントの使い方で、おしゃれなヘアスタイルライフをお過ごしください!