PICSSO HAIRで使用している”THROWカラー”とは

 

皆さんこんにちは!

富士市の美容室 PICASSO HAIR

オーナーの梶浦です!

 

 

 

 

なんですかこの寒さは。笑

富士市は11月並みの寒さとのこと。

 

どうでもいい情報ですが、オーナー梶浦は極度の寒がり冷え性です。

 

特に指先の冷えは誰にも負けません。←何の自慢?

 

極寒の冬場は首元にタオルをかける際、少しひやっとしてしまうことがあるかもしれません。

お客さんがみえる前に極力指先を温めそのようなことがないよう努めますが、万が一ひやっとしてしまった場合は申し訳ありません!

 

絶対嫌だという方は温かい指先を持つmisa がおすすめです。笑

 

 

 

 

 

さて、今日は

PICASSO HAIRで使用しているカラー剤"THROW"について!

 

 

もしかしたら寒色のカラーがお好きな方は聞いたことや実際に使用したことがあるかもしれませんが、

b-ex(ビーエックス)というメーカーの、アッシュやマットといった寒色系の色味が得意なカラー剤ですね!

 

b-exは聞き慣れないメーカーさんですが、旧モルトベーネというとご存知の方も多いかもしれません。

 

 

THROW(スロウ)は以前、“富士市のカラーが上手な美容室”でも説明した中の、アルカリカラーに分類されるカラー剤です。

 

 

大きな特徴としてはやはり透明感

ビビットな発色を得意とするカラー剤は多々あれど、THROWのような透明感のある色味が出せるカラー剤はそうありません。

 

通常ブリーチ等をして髪の毛を脱色した上に淡い色を乗せることによって髪に透明感を出すことができるのですが、

THROWは黒髪に対して染めても通常のカラー剤と比べ透明感を感じる仕上がりになります。

 

これはカラー剤の発色する色素を構成するベース剤に通常ブラウンを使うところを

THROWはグレーやブルーを多く使っているからなんですね。

 

それでいてビビットな仕上がりにはならず、ナチュラルな透明感をまとったカラーが表現できます。

簡単にいうと、細く繊細な柔らかい髪の表現が出せます。よく外国人風の、とも言われますね。

 

 

ただもちろんブリーチをした方が断然透明感は出せますし、

よりブラウンからかけ離れた色味が表現できるので勘違いのないように。

ブリーチはしたくないけど、なるべく透明感は欲しいという方にはうってつけですね!

 

 

色持ちに関しては、やはり寒色なので特別良い方ではないです。

色素の配合量が多いので寒色にしては持つ方だとも思いますが、それでもシャンプーの度にみるみる退色していきます。

 

ただ僕が注目するのは退色過程の色の綺麗さ

日本人特有の赤みを嫌う方も多いと思いますが、THROWは退色過程でその赤みが非常に出づらく退色過程さえもおしゃれを楽しめます。

 

やはりこれもベース剤をグレーで構成している点が大きいと思います。

 

 

アルカリカラー剤の発色に関わる2種類の染料、

単体で発色する直接染料と、酸化重合して発色する酸性染料の詳しい説明もしたいところですが長くなるので簡単にだけ。笑

 

直接染料が多いカラー剤は黒髪に対しても染めたてはビビットな色合いが出せますが、

髪の表面付近に付着しているだけなので数日で綺麗さっぱり落ちてしまうため退色がとても早いです。

 

ですが酸性染料は髪の内部で過酸化水素水と反応し酸化重合して発色することで分子が大きくなり髪の内部から流出しにくい特徴があります。

その代わり直接染料に比べビビットな色合いは出しにくいです。

 

この2種類の配合バランスで色味や色持ち等のカラー剤の特徴が決まってきます。

 

 

皆さんが美容室でカラーをして、1~2ヶ月後再度カラーをする頃には

直接染料は綺麗さっぱり取れてしまっていますが、酸性染料は幾分か残っていることが多いです。

 

 

THROWの場合、このある程度残っている酸性染料がグレーやブルーの色味が強く本来の赤みを消してくれているから

退色過程も透明感のある綺麗な色を楽しめるんですね!

 

 

 

misaももちろんTHROWで染めていますが、

ちょうどこの写真が染めてから1週間経過した時の色ですね!

 

 

ばっちり透明感も出ています!

看板の文字の方がよっぽど退色してしまっていますね。笑

 

ちなみにブリーチは2回していますよ!

ブリーチなしでこの表現は難しいです。

 

必要なブリーチ回数はその方のメラニン(色素)の量によりますし、

色味をキープしようと思ったら経済的にも時間的にもとても大変なのでバランスをよく考えて検討することをおすすめします!

ダメージの面も相当なものです。

 

同じ色味を継続することで退色も緩やかになりますし、

ダメージを考え少しづつ少しづつメラニンを削りながら理想の色味にしていくのもおすすめですよ!

 

 

 

THROWのカラー剤のダメージの強さとしては特記することがなく、普通じゃないでしょうか。

 

ベーストーン(髪の根本的な明るさ)を特別大きく上げるわけでもなく、逆にものすごく抑えるわけでもなく。

ダメージレベルの度合いはこのベーストーンをどれだけ上げるかにかかってますからね。(分かりやすく言えば、どれだけ脱色するか)

 

まぁこのあたりは得られる色味と表裏一体なので、色味のキープやら長いスパンで考えても個人的には良いバランスだと思います。

 

 

カラー剤には必ず感触向上剤が入っていることと、髪のダメージホールを一時的に染料が埋めてくれるので

染めたてはダメージを感じないどころか、髪が綺麗になったと思えるほど触り心地が良くなります。

 

なのでこのカラー剤はダメージさせないとか、トリートメントできるカラーとか言っちゃう美容師さんがいるのも事実。

 

カラーによる本当のダメージは2~3週間もすれば退色と共に露見してくるのでその時にしっかり判断してくださいね!

 

たとえ染めたてが良い色味でも、退色が早く元の色よりあまりに明るくなってしまう場合は

いくら美容師さんが低ダメージと言い張ろうと、かなりダメージレベルの高いカラー剤なので注意が必要です。

 

簡単に言えば、

美容室で染めて、次回また美容室へ行った時の髪のダメージ度合いがそのカラー剤のダメージ度合いということですね!

 

 

正しい知識をつけて、

その場限りの仕事でなくしっかりと長いスパンで髪のことを考えて施術してくれる美容師さんに出会ってくださいね!

 

 

 

 

さてさて、最後お得意の脱線がありましたが、

なんとなくTHROWがどういった特徴のカラー剤かおわかりいただけましたでしょうか。

 

 

PICASSO HAIRではどういったカラーができるのか、

今後少しカラーについての説明を続けようと思います!

 

とか言って全然違う内容の記事をあげたらすみません!

 

乞うご期待!

 

 

 

 

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