皆さんこんにちは!
富士市のカラーが上手な美容室 PICASSO HAIR
オーナーの梶浦です!
ふー…なんとか予告通りカラーについての記事が書けそうです。
僕の裁量ひとつなのですが、なんせいつも行き当たりばったりなので心配していました。笑
皆さんにお知らせしたいことや書きたいことがまだまだあるので、焦らずじっくり書いていこうと思います!
ということで、本日は
PICASSO HAIRで可能な白髪染めのあれこれ!
皆さん”グレーカラー”という言葉をご存知ですか?
知らない方は”グレー(灰色)に染めること”と勘違いしがちですが、
美容師さんは一般的に”白髪染め”のことをグレーカラーと言いますのでこの機会に覚えておいてくださいね!
逆に白髪染めでない普通のヘアカラーをおしゃれ染めやファッションカラーと言いますよ!
ちなみにこれは一般的ではありませんが、サロンでは白髪のことを親しみも込めて”白”と言いますので、
PICASSO HAIRにお越しくださっている方は一緒に覚えておいてくださると嬉しいです!
PICASSO HAIRにお越しくださる方は30~40代の方が多いのですが、
一般的にお髪に関する悩みの中で、白に対する悩みが非常に多くなってくる年齢層です。
これを機に自分がどんなグレーカラーを求めているのか、
自分のライフスタイルにどんなグレーカラーが合っているのか、整理してみてくださいね!
さて、一言にグレーカラーと言っても実はいろいろなアプローチの仕方、染め方があります。
ここではPICASSO HAIRで施術が可能なグレーカラーをご紹介していきますね!
グレーカラーと言って多くの方がまずはじめに想像するのが
“あんまり明るくできなくて色味もあまりもたせることができないグレーカラー”かと思います。
一般的にグレーカラーと言ったらこれですね。
美容室で初グレーカラーのオーダーをして、
美容師さんに「できるだけ一番明るく染めますね!」って言われたのに結構暗く染まった…とか
染め上がった髪を見て結構暗いなーなんて思っていたら美容師さんに「白髪染めはこれ以上明るく染められません」と言われた…
なんて経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
おしゃれ染めとグレーカラーの間にはとんでもない距離があるわけです。
ちょっと専門的な用語になってしまいますが、
一般的にグレーカラーで白をしっかり染めようとした場合、おおよそ7レベルの明るさまでしか明るくできません。
実際の染まり上がりの明るさは黒髪と白の比率や髪質にもよりますが、
グレーカラー用のカラー剤で想定している白の割合は、全頭中、白の量が30%なのでそもそも白がかなり多めの想定です。
個人差ありまくりですが、白が増えてきて悩んでいる方は白が全体のほんの数%、多くても10%程度ではないでしょうか。
10%ともなってくると、髪の毛10本に対して1本白があるということです。
これはそこそこ目立つ量ですね!
50%なんて言ったら文字通りもう頭真っ白に見えるレベルです!
それと白は全頭に満遍なくではなく顔まわりや分け目付近にかたまって生えている方が多いので
調合を分けないと、白が多い顔まわりだけ明るく染まって後ろは暗いなんてことも多々ありますね。
それはそれで好みの感じであれば、デザイン的には全然ありだと思いますが!
とまぁ、これがよくある一般的なグレーカラーです。
要は髪の明るさを犠牲にして白を完全に染め切っているということです。
白をなかったことにするわけですね。
白の比率が5~15%程度と特別多すぎず少なすぎず、特別明るいヘアカラーにしたいわけでもない方にこのグレーカラーの需要が多いです。
そして白の比率が1~5%程度と少なかったり、逆に15%以上とそれなりに白が多い方に人気なのが
“おしゃれ染めと区別がつかない明るいグレーカラー”ですね!
白は隠したいけどある程度明るいカラーがお好きな方は
「え、グレーカラーで明るく染められるならもちろんそれが良い!」と思いますよね。
実際可能ですが、この場合は白を完全には染め切っていません。
“白をぼかす”という考え方で、
求める明るさにもよりますが白にある程度色を入れてギラツキを抑えつつ馴染ませるような染め上がりになります。
この染め方だとおおよそ11~12レベル程度の明るさまで染めることができます。
単におしゃれ染めで染めると白には一切色が入らず白の存在感がしっかり出てしまうので、
おしゃれ染めとグレーカラーのちょうど中間というような認識で構いません。
自分に白があるなんて絶対誰にも知られたくない!白根絶したい!という方でなければ
とってもおすすめの染め方となります。
染め上がった後もかなり近くで見れば白は白なりに多少の存在感は出ますが、
ナチュラルなメッシュとなって陰影がつき、デザイン的にもとってもおしゃれかと思います!
ちなみに白を完全に染め切ってしまうのと比べ、ぼかして馴染ませる程度に留めた方が
白とのコントラストが抑えられるので、かえって新しく伸びてきた白が目立ちにくいという大きなメリットもありますよ!
以上が白をぼかす程度に抑えて明るさも楽しむことができるグレーカラーですね!
おしゃれ染めのように色味も明るさも楽しめる、個人的にはぜひおすすめしたいグレーカラーです!
ダメージ的にはおしゃれ染めと同等かほんの少し上、
ノーマルグレーカラーと比べても当然明るさを得る分のダメージがありますが、
基本的には気にするレベルではありませんので、単純に好みで選んでいただいて問題ないかと思います!
続いて、明るさは全然必要ない、もしくは白が多い方で、ダメージがとにかく気になるという方におすすめなのが
“ヘアマニキュアによるグレーカラー”です!
ヘアマニキュアはなぜか白は染まらないと思っている方が多いですが、
全く問題なく白も染まりますし、基本的に半永久的に取れてしまうこともありません。
(もちろん多少は薄くなりますが、白に戻ってしまうということは一切ないです)
メリットも非常に大きいですが、デメリットもなかなか多いカラー剤なので詳しく説明していきますね。
まずメリット、
・ダメージがとにかく少ない(ほとんど感じることがないレベル)
・ジアミン、アルカリアレルギーや頭皮が弱い方にも染められる(そもそも頭皮につけないので安心)
・白にビビットな色を入れることも可能
こんなところでしょうか。
いや、少ないですが、このメリットはかなり大きいです!
次にデメリット、
・皮膚につくと皮膚が染まってしまう
・黒髪部分は黒髪のまま(一切明るくできないということ)
・皮膚になるべくつけないように塗布するので施術自体に時間がかかる(+10~20分程度)
・根元1~2mmは染められない
・↑その分伸びるのが少し早く感じる(体感1週間弱分ほど)
いや、多い。笑
デメリットが気にならない方にはダメージの部分でとても良いカラー剤なんですが…
このあたりは求めるヘアスタイルや白の多さにかなり影響されるところですね!
やはり根元の染まらない長さを1~2mm程度で抑えようとすると
どうしても数か所は頭皮に付いて染まってしまうことがあります。
明るさに関してはヘアマニキュア単体では一切明るくすることができませんが
アルカリでメッシュやポイント、もしくは全頭トーンアップ(脱色)だけしてヘアマニキュアを被せることで
どんな明るさにでも染めることができますよ!
全頭明るくしたい場合はアルカリで染めればよいだけなので、そこまでしてヘアマニキュアで染めるメリットはないかもしれませんね。
明るさにこだわりがなかったり、アルカリで染められない方で白髪染めをしたい場合には、
こちらのヘアマニキュアでのグレーカラーをおすすめします!
そして最後に番外編、
“金髪にする!”
これをグレーカラーというかはわかりませんが、いや、絶対違いますが、
芸能人や舞台人の方で多い、白を目立たなくさせる方法です!
メリットは金髪!
デメリットは、ダメージは最大、そもそも金髪が好きもしくはできる方に限定、白は目立たなくなるけど違う意味で目立つ…
他にもたくさんありそうですが、この辺でやめておきますね。笑
さてさて、
以上がPICASSO HAIRで施術可能なグレーカラーです!
皆さんのライフスタイルや好みに合った染め方はありましたでしょうか?
白は増えることはあっても減ることはほとんどありません。
個人的には白は染め切らずとも、ぼかして仲良く付き合っていくのがストレスなくおしゃれにヘアスタイルを楽しむコツだと思います!
皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!