皆さんこんにちは!
富士市のカラーが上手な美容室 PICASSO HAIR
オーナーの梶浦です!
さてさて本日は
"PICASSO HAIRではすることができないヘアカラーリング"
これをお伝えしていきますよ!
皆さんは美容室へヘアカラーをしに行って
希望をオーダーしたものの何らかの理由によって断られてしまった経験はありますか?
その時の髪の状態や履歴、サロンに置いているカラー剤の種類、美容師さんの技術の問題…
いろいろな理由が考えられますが、
美容室によってはすることができないヘアカラーというものが大なり小なりあります。
得意不得意と言っても良いかもしれません。
先日のブログ記事“PICASSO HAIRでのグレーカラー(白髪染め)のいろいろ”でも登場した”明るいグレーカラー”なんかもその一つですね!
これはすることができる美容室とそうでない美容室があります。
他にも髪を真っ白になるまで色を抜く”ホワイトブリーチ”や、蛍光色のような”ビビットなカラーリング”等もサロンを選びますね。
ちなみにPICASSO HAIRでは上記2種類ともできません。
正確にはやらないわけですが、そういったヘアカラーをご希望の場合は申し訳ありませんが他のサロンへ行っていただくしかありません。
さて、ではPICASSO HAIRですることができないヘアカラーとは。
既出のものを除いて、主に、
・赤〜オレンジ〜黄の色味に染めること
・黒染め履歴のある髪に対してハイトーンや透明感のある色味に染めること
これらのヘアカラーリングがPICASSO HAIRではできないカラーとなります。
PICASSO HAIRで取り扱っている”THROW”カラーは寒色(青系)に特化したカラー剤です。
そもそも赤系のラインナップがないというのも理由の一つなんですが、そんなものは他メーカーのカラー剤を入れれば簡単にクリアできます。
しかしPICASSO HAIRがそれをしないのはなぜか。
そもそも徹底的に赤みを排除したいからです。
大多数の日本人が持つ髪の色素(メラニン)には赤みが多く含まれています。
この赤みがあることによって、髪に透明感を出したり、綺麗な寒色系の(アッシュやマットといった)色味にすることが難しくなるため、
上記のようなカラーを求める際に、わざわざブリーチ等で脱色(メラニンを破壊)をする必要があるわけなんですね。
本来のメラニンが持つ赤みは脱色すればよいだけなのでまだよいのですが、
カラー剤に含まれる赤系の染料、これはメラニンと違い通常の脱色剤(ブリーチ等)では破壊できる道理がないため
基本的には髪を切ってしまうまで半永久的に残ってしまいます。
(ブリーチしたら、カラーの履歴通りに髪が鮮やかな色になったという経験をお持ちの方はまさにこれ)
退色しきったように見えても染料は案外残っているんですね。
そうした髪にもう一度寒色系のカラーを重ねたとしても
透明感や綺麗な透き通った色味が出づらくなってしまいます。
この残留色素の問題があるため、同系ならまだしもヘアカラーをころころ変えるのはあまりおすすめしません。
一番ダメージが少なく寒色を長く楽しむには、赤系の染料を入れないこと、寒色(なるべく同色)を繰り返し入れ続けること、
これが大事になってきます。
カラー剤に含まれた脱色剤で少しずつ自身のメラニンを削っていき、
それ以前のカラーによる残留色素を逆に利用して求める色味の色素の濃度をより濃くしていくわけです。
比較的退色してしまいやすい寒色系カラーでも、
繰り返し同色で染めて残留色素を重ねていくことによって、ある程度退色を緩やかにすることができますよ!
PICASSO HAIRの作るヘアスタイルは軽くて風になびくようなスタイルが多いです。
その際に寒色系の方が相性が良いため、ヘアスタイル全体で考えた場合になるべく赤みが出ないようにしたいんですね。
ちょっぴり難しい話になってしまいましたが、
PICASSO HAIRではそんな理由でそもそも赤系のカラー剤を用意していないんですね。
ちなみにピンクは可能ですが、
やはりピンクも青系の、限りなくバイオレット(青紫)寄りのピンクしかできませんのでお気をつけください!
そしてもう一つ、
黒染め履歴のある髪に対して、ハイトーンや透明感のある色味に染めること。
これも理由は上記と似たような感じなのですが、
黒染めの色素(染料)量といったらそれはものすごい量です。
PICASSO HAIRでは髪からその染料を綺麗さっぱり取り除くことができないため、
残念ながら黒染め履歴のあるお髪をハイトーンにしたり透明感を出したカラーリングにすることができません。
とは言っても、特別色味を求めずブラウン系で8~10レベル程度の明度までなら可能ですよ!
ただやはりブラウン系にしてもなるべく透明感のある素敵なカラーを提供したいPICASSO HAIRとしては
なかなか難しいカラーリングとなります。
ダメージも言うまでもなく大きいものとなりますので、そもそものところで黒染めをするのはなるべく避けたいところです。
長さ次第では、数年単位で影響が出てしまいますからね。
さて、PICASSO HAIRですることができないヘアカラー、そしてその理由をおわかりいただけましたでしょうか?
カットに沿って透明感にこだわったヘアカラーを提供したいからこそ、できないヘアカラーが存在してしまうんですね!
その分、透明感や寒色系を求める方にはクオリティの高いヘアスタイルが提供できると考えています。
髪に透明感が出ると、清潔感が出たり肌まで綺麗に見えたりするようになりますよ!
髪は1ヶ月に1cm程度と、伸びるのに非常に時間がかかります。
その分カラーの履歴というものが非常に重要になってきます。
年単位で将来を見据えて
信頼できる美容師さんと慎重にヘアカラーを選び、より素敵におしゃれなヘアカラーを楽しみたいですね!
以上、”PICASSO HAIRではできないカラーとは…!?”でした!