皆さんこんにちは!
富士市のカラーが上手な美容室 PICASSO HAIR
オーナーの梶浦です!
すっかり自画自賛タイトルコールも板に付いてきましたね!笑
まだ寸分の抵抗感はありますよ!笑
早速ですが本日は
"ホームカラーとサロンカラーの違い"について!
2022年4月に発表された(2021年調査)ホームカラーとサロンカラーの利用比率の調査で
世代による差はあるものの、
全体の7割の方がサロンカラー、残りの3割の方がホームカラーでカラーを楽しんでいるという結果が発表されました。
これを多いと見るか少ないと見るかは別としてそれぞれにメリットデメリットが存在するのは確かなので、
正しい知識を身につけてご自身に合った方法でカラーを楽しんでいただきたいですね!
美容師視点なので、わかりやすいようにサロンカラーを主軸として書いていきますね!
なのでサロンカラーのデメリットといったら、基本的にはホームカラーのメリットと考えていただいて構いません。
逆もまた然りですね!
まずは非常にわかりやすいサロンカラーのデメリットから…
簡潔にコスト、時間。
これに尽きます!
まずはコスト。
PICASSO HAIRですとグレーカラー・ファッションカラー問わず、
リタッチ(根元のみ)カラーが¥5000+tax、フル(根元から毛先まで)カラーが¥7000+taxです。
技術力の差はここでは置いといて、一般的なサロンと比べても特別高くも安くもないと思います。
市販のカラー剤はピンキリですが、¥1000前後といったところでしょうか。
ショートカットであれば毛先まで1セットで足りてしまうと思うので、
サロンカラーはホームカラーと比べ最大7倍程度のコストがかかることになりますね!
逆にミディアム〜ロングヘアであれば市販のカラー剤を2セット購入したとして、
ロング料金のないPICASSO HAIRでは3倍程度のコストで済みそうですね!
しかしこの価格差は非常に大きいです。
そして時間。
こちらもサロンで過ごすスペシャルな時間という”時間の質”は一度度外視して、
単純に美容室でカラーをする方がホームカラーよりも何かと時間がかかってしまいます。
カラー剤の放置時間等は同じでも、ホームカラーであればその放置時間を家で自由な時間として使えますからね!
サロンカラーのデメリットとして大きな点はこの2点ではないでしょうか。
そもそも人と喋りたくないとか、コロナ禍で人と接触したくない、美容室は緊張する…
なんて特定の条件下ではさらにデメリットは増えていきそうですね。
要するに”サロンに行かなくて良い”というのが
ホームカラーのメリットにもなってくるということですね!
では続いてサロンカラーのメリット。
こちらは手間がかからないこと、薬剤の選択肢が豊富、クオリティの高さ、ダメージ・ダメージムラの軽減。
先に挙げた”コストと時間”と引き換えにこれらのメリットが得られるということですね!
1つずつ詳しく説明していきます。
手間がかからないこと。
当然サロンでは自分で染める必要がないので、セルフカラー自体の塗布する手間はもちろんシャンプーの手間もなく、
お風呂場や洗面がカラー剤で染まってしまうようなリスクもすべてなくなります。
意外と自宅で染めようと思うと準備するものも多く、気を遣わないといけないことも多いので大変ですよね。
美容室であれば綺麗な空間なのにカラー剤で床を汚し放題…
これはまた別の快感ですね。笑(語弊ありまくりですが…)
そして薬剤の選択肢が豊富なこと。
一般的なアルカリカラーをはじめ、頭皮が弱い方にはヘアマニキュアなど、
カウンセリングを経てパーソナルな提案がしてもらえるのもサロンカラーの大きなメリットです。
次にクオリティの高さ。
ホームカラーを経験したことがある方はお分かりいただけるかと思いますが、
実際に市販のカラー剤に記載されているようなカラーに染めるのはほぼ不可能です。
思った通りのカラーに染め上げるには、経験値とカラーに対する知識が欠かせません。
カラーチャートやヘアスタイルの画像等を美容師さんに見せるだけで
おおよそそのようなカラーに染め上げてもらえるのはかなり大きなメリットではないでしょうか。
デザインカラーもご自身では難しいため、サロンカラーならではですね!
少しデザインが入るだけでヘアスタイルのクオリティがグッと上がりますよ!
そして最後に、ダメージ・ダメージムラの軽減。
もうとにかくこれが一番大きなメリットです!
ダメージの軽減は大きく分けて2つの理由があります。
1つはカラー剤に使われている成分や調合の違い。
アルカリのカラー剤には”アルカリ剤”というものが必ず入っているのですが、この”アルカリ剤”の種類が違い、
サロンカラーでは揮発性のアンモニアが使われており、ホームカラーでは不揮発性のモノエタノールアミンが使われていることが多いです。
アンモニアは少し臭う代わりに揮発しやすく、カラー後の髪の内部に残留しにくく髪を無駄に傷めることがありません。
モノエタノールアミンはカラー後の髪の内部に残留しやすく、数日間じわじわと髪にダメージを与えてしまいます。
こういった点が退色のスピードや髪のダメージに関係してくるんですね。
やはり市販のカラー剤ということで、
なるべくお客さんの手に取っていただきやすいようにわかりやすいところで臭いの軽減などがなされています。
ただ、いくら揮発性のアンモニアを使用したサロンカラーで染めたとしても、
カラー直後サロンでシステムトリートメントやサロントリートメントといった
ツルツル被膜系トリートメント(全体のトリートメントの9割以上これ)なんてしてしまったら
髪に蓋をしてしまい揮発しづらくなってしまうため
全くもってそのメリットがない臭くて無駄に傷ませるだけのカラーになってしまうので注意が必要です。
調合としては、ホームカラーの場合はそもそも調整が効かないので
あらゆる髪質(太い細い染まりやすい染まりにくいetc…)、ダメージ度合いの毛に対しても同じパワー・色素量の薬剤を使用することになりますが、
サロンカラーではその髪質やダメージ度合いに合わせてパートごとにアルカリの量を抑えたり、2剤(過酸化水素水)の濃度を調整したりして、
なるべくダメージを軽減しながら希望のカラーに染めることができます。
2つ目に、塗り分け技術によるダメージの軽減。
ホームカラーでご自身でピンポイントに新しく伸びた数cmだけを塗ることは至難の業かと思います。
ですがサロンでは、美容師さんの超絶テクニックでピンポイントに伸びた分だけ塗り分けてもらえるので
そもそも染めなくてもよい毛にカラー剤が無駄についてしまうことがなく、ダメージを抑えることができます。
そしてダメージムラの軽減。
これが本当に本当に大きい点です。
セルフカラーですと、絶対的に塗布ムラや塗布量の差、そもそもの塗る範囲等で髪にダメージムラができてしまいます。
このできてしまったダメージムラは美容師でも絶対に消すことができません。
基本的にカットも、カラーやパーマといった薬剤を使用するメニューも
美容師さんは必ずダメージや髪質等の髪の状態と照らし合わせて仕上がりを予想して施術を行なっていきます。
薬剤選定する時はむしろこの予想が仕上がりのすべてを左右するといっても過言ではありません。
髪にダメージムラがあることによってその予想が一切立てられなくなってしまいます。
なので残念ながらPICASSO HAIRではホームカラーをしている方にパーマはかけられません。
カラーも施術内容によっては難しい場合があります。
ヘアスタイルのクオリティが保障できなくなってしまうからなんですね。
このダメージムラとダメージの蓄積により、ヘアスタイルのクオリティが格段に落ちてしまいます。
どれだけ素晴らしいカットをしようと、1番高いトリートメントをしようと、
ダメージがある髪の毛はダメージなりのヘアスタイルにしかできません。
なので“なるべく無駄にダメージさせないこと”
これがとっても大切なんです!
さて、ホームカラーとサロンカラーの違い、メリットデメリットはおわかりいただけましたでしょうか?
ヘアスタイルのクオリティに深くダイレクトに関わる部分なのでなるべくサロンカラーをおすすめしたいところですが、
コストはとても大切な部分です。
男性で比較的短いヘアスタイルで色にこだわりがない等、サロンカラーのメリットが薄くなる条件の場合もあるので
ご自身のライフスタイルやヘアスタイルに求めるものとコストや手間等を照らし合わせてヘアカラーを楽しく選んでいただければと思います!
久しぶりにちょっと小難しい話になってしまいましたが、
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!