皆さんこんにちは!
富士市のメンズカットが得意な美容室 PICASSO HAIR
オーナーの梶浦です!
本日は
"PICASSO HAIR的メンズカットの極意"
7月のオープンしたての頃はまったくと言って良いほど男性がみえなかったPICASSO HAIRですが、
最近は男性のお客さんもかなり増えてきました!
皆さんこんな隠れサロンをよく見つけてくださいます。
本当に有難いことです。
そして再度サロンにお越しの際に、今まで他のサロンで経験してきたカットとは違うこと、
ヘアスタイルを大きく変えたわけでもないのになぜか伸びが気にならず生活が快適になったと、
皆さん口々におっしゃってくださいます。
美容師をしてて、そしてその方の担当をさせていただけて本当によかったと思える瞬間です。
そういったことを丁寧に伝えてくださるお気遣いも非常に嬉しいです。
そんなところで、以前“PICASSO HAIRはメンズカットもおすすめ!”という記事でご紹介したことに加え、
メンズカットする際のマインドと言いましょうか、僕の考え方をお伝えしていこうと思います!
前述のブログ記事で、メンズカットは毛量調節が命ということをお伝えしましたが、
その毛量調節の仕方にこそメンズカットの肝があります!
男性でも女性でも、毛量を減らさずにヘアスタイルを作るシーンはそう多くはありません。
オーダーが重たいスタイルにしろ、部分的に毛量が減っているにしろ、
必ずと言って良いほど毛量調節は必要になります。
髪の分布には偏りがあり、その”毛量のムラ”が手入れやセットのしにくさに直結するからです。
基本としてその”毛量のムラ”を無くしながらカットしていくわけですが、男性と女性では毛量を減らす時に決定的な違いがあります。
僕の心の持ちようとか、もちろんジェンダー差別でもなんでもないですよ。
それは”髪の毛を汚すという考え方”
ニューヨークドライカットの説明をする際に、
セニング(すきバサミ)の使用は髪に無駄なダメージを与えやすいとお伝えしてきました。
サラサラな質感や手触り、素敵なヘアスタイルにするためにダメージが少ない方が都合の良い女性のヘアカットをする際は
多くの髪を折ったり切断面を潰したりしてしまうセニングの使用はなるべく控えたいところです。
しかしメンズカットの場合はセニングを多用し、毛量調節の際に目一杯髪の毛を汚していきます。
要するにわざと髪に引っかかりが出るようにして髪を思い通りに動かしやすくし、ヘアスタイルを良い形でキープしやすくするんですね。
ヘアスタイルに架橋を作るようなもので、スタイリングの持ちも非常に良くなります。
ちびまる子ちゃんに出てくる花輪くんのようなサラサラなヘアスタイルを求める場合は別ですが、
基本的には男性のヘアスタイルは頭の上部で完結することが多く、髪の動かしやすさが非常に重要だと考えています。
なのでメンズカットではニューヨークドライカットの技法はあえて使わないんですね。
ニューヨークドライカットだと髪が綺麗すぎて皆さん花輪くんになっちゃいますから。(そうはならない)
ただ大半のサロンでは男性だろうと女性だろうとセニングを多用していると思います。
男性に対して”髪を徹底的に汚すこと”を気をつけてセニングする僕と
他の美容師さんが髪を少しでも綺麗にみせようとしていれるセニングでは技術的にかなり違うことは間違いないと思いますが、
技術的な説明を文字に起こすのは難しいため、
あえて物で言うならば、僕が男性に対して使うセニングはなるべく研がない、
研いでもなるべく切れ味が悪いようにお願いするこだわりっぷりです。笑
(もちろん技術の方が圧倒的に大事です)
髪を汚すだの切れ味が悪いだの、ものすごく聞こえが悪く逆に男性のお客さんが減りそうですが、
そのくらいこだわってカットするからこそ
お客さんが他のサロンとは何かが違う、ヘアスタイルの持ちがなんか良い、と感じていただけるんです。
とんでもないヘアスタイルになるわけでもありませんし、
ましてやセニング中に髪を引っ張って痛いということもありません。
目指すところは”カッコよくて楽なヘアスタイル”なのでご安心くださいね。
改めて文字にして並べてみると絶対体験したくないひっどいカットですね。笑
ですが、いざ体感した方は非常に喜んでくださいます。
お客さんの立場からしてみれば、
ヘアスタイルという分野ではプロセス(カット技法)よりも結果(かっこよさ・持ち・楽さ)を重要視するのは当たり前だと思います。
男性の皆さん、PICASSO HAIRの”髪を汚すカット”はいかがでしょうか?
一度体験したらその楽さに病みつきになること間違いなしです!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!