カラーとパーマ両方を楽しむ場合の順番や間隔 2022-12-112022-12-11技術的なこと 皆さんこんにちは! 富士市田子ノ浦の美容室 PICASSO HAIR オーナーの梶浦です! さて、本日は“カラーとパーマの同日施術について”の続き、 “カラーとパーマ両方を楽しむ場合の順番や間隔について” 前回の記事でカラーとパーマの同日施術をおすすめしない理由を書いてきたわけですが、 そうなるといざカラーとパーマの両方を楽しみたいと思った時にどちらの施術を先にするのが良いのか、 またどの程度日数を空けるのが良いのか迷ってしまいますよね。 本日はそれらを説明していきます! まずカラーとパーマを同時に楽しみたい場合の間隔について これは毎日のシャンプーで髪の内部から残留物質がしっかり取り除かれて、髪の毛が安定してからならいつでも良いわけですが 具体的な数字で言うと、1週間程度間隔を空ければ問題ないと思います。 毎日しっかりシャンプーをすればおそらく3~4日でほぼほぼ髪の内部の残留物質は取り除かれると思いますが、 髪の内部の残留物質の有無を確かめる実用的な方法がないため、確実性といったところで1週間空けたいですね。 逆にそれ以上間隔を空けたところで受けるダメージは変わりありません。 もちろんシャンプーをしていない場合は残留物質が取り除かれる道理がないため、 カラー、パーマの施術後は1週間きっちりと毎日シャンプーしてくださいね! そしてカラーとパーマのどちらを先にするかについて これは正解という正解はないのですが、 お客さんに特別なこだわりや事情がない場合はPICASSO HAIRでは基本的にパーマ→カラーの順序でご提案をさせていただきます。 パーマ→カラーの場合は、かけたパーマが少し緩くなってしまうことが多いです。(特にカラーがトーンアップの場合) カラー→パーマの場合は、パーマ時にカラーががっつり退色してしまいます。 パーマで言えば、後日カラーをすることによって 毛髪内部のSS結合(パーマがかかる原理そのもの)が減少してしまうことによってかかりが緩くなってしまいますが、 これはカラーを先に行ったとしてもSS結合の全体量の減少は避けられないため大きな問題ではないと考えます。 (ダメージを受ける=SS結合の減少の解釈でOK) そして毛先までカラーをしないリタッチ、もしくはトーンダウン(髪色を暗くする)の場合は、 パーマが緩くなってしまうことへの影響はより限定的なものとなります。 また、後日カラーをすることがわかっていればパーマを少しだけしっかりかけておくなどの対応もしやすいです。 逆にカラーで言えば、後日パーマをかけることによって 通常の生活での退色具合とは比にならないほどの染料が流出してしまうため、 (色を楽しむという)カラーの特性上、落差を感じやすいように思います。 そうなるとまたすぐに染めたくなってしまう(カラーサイクルが短くなる)可能性も高くなりますし、 長い目で見た時に髪の同部位に薬剤が触れる回数はなるべく少なくしたいため避けたいところです。 後日のパーマによる退色を加味して色を濃く(暗く)カラーするにも、退色後の正確な計算は不可能と言えます。 そういった理由からPICASSO HAIRではパーマ→カラーの順で施術することが多いです! ちなみにどちらを先に施術しようと、トータルのダメージは変わりませんよ! このあたりはその時その時のニーズやヘアスタイル、髪の状態に大きく左右される部分だと思いますので、 とにかくお気軽にご相談ください! 少し専門的で難しい言葉を使ってしまいましたが、詳しく知りたい場合はサロンにて直接お聞きいただければと思います! カラーもパーマも両方楽しみたい気持ちは非常に良く分かります! 正しい知識で綺麗な髪の毛を保ちつつ、カラーとパーマを楽しんじゃいましょう!