男性は女性よりも髪が太くて硬くて量が多い方が多いです。

仮に部分的に毛量が減ってきていたとしても、全体としてはやはり太くて硬いことが多いです。

 

そんな髪質をもつ男性には、女性に対して行うカットの技術では上手くいかないことも。

 

 

毛量調節というと、単純に毛の量を減らすという目的で行うものと思われがちですが、

毛量調節を的確に且つ、理に適った方法で行うことによって、実にいろいろな効果が得られます。

 

毛量を減らしてボリュームダウンは想像しやすいと思いますが、毛量を減らしてボリュームアップなんかも可能です。

一律にカットと言っても一般的にトップはボリュームアップ、ハチ付近はボリュームダウンしたいことが多いですよね！

 

女性に対してのカットでもそうですが、毛量調整によって髪を減力させたり力を与えたりしながら、

スタイリング前の段階でより理想的な形に近づきやすいようにカットしていきます。

 

 

実際メンズカットでは髪の長さが基本的に短いこともあり、女性よりもヘアスタイルのレパートリーが少ないです。

なのでベースカット（ヘアスタイルの形を決めるおおよそのカット）時点ではそんなに特殊なことはできません。

 

むしろその後の毛量調節でいかにその方の癖を活かしたり殺したり、

いかにスタイリングが楽でその方のライフスタイルに寄り添ったヘアスタイルになるかが決まってきます！

 

 

おおよそ男性がヘアスタイルに求めるものは近寄っていて

かっこいいのはもちろん、なんといっても”楽さ”を非常に重要視されることが多いように思います。

 

“楽さ”とは、シャンプーで洗う時もしかり、

スタイリングも朝起きてからしなくても形になってる、もしくはスタイリング剤をつけるだけでかっこよくなる、

生活の中で鬱陶しくない、etc…

 

これらを叶えるヘアスタイルを作るには、

毛量を”ただ”取るだけではない、緻密に計算された毛量調節の上ではじめて可能となるんですね！

 

 

メンズカットこそ、短いヘアスタイルが多い上、要求が高いカット技術の上で成り立つものばかりなので

メンズカットを得意とするサロンをしっかりと選ぶことが重要です！

 

 

 

そしてもうひとつのPICASSO HAIRのメンズカットのこだわり、それが刈り上げ技術です！

今や当たり前に刈り上げをする方が多いと思いますが、メンズにとって非常に理に適ったカットなので納得です。

 

僕もヘアスタイルを作る上で刈り上げは非常におすすめです！

そしてオーダーにもよるので絶対ではありませんが、刈り上げはなるべくシザー（はさみ）で丁寧にカットさせていただきます。

 

その方がバリカンで刈り上げるのに比べ、質感が柔らかく仕上がり、似合いやすくなります！

刈り上げの濃淡もより細かく設定ができ、伸びてきてもフォルムが綺麗なのも特徴になります。

 

特に耳のすぐ上は少し頭が出っ張っていることが多く、

バリカンを普通に使用すると頭そのままの輪郭が出てしまい少し野暮ったい印象になってしまいますが、

シザーで刈ることによってフォルムを矯正しながら切ることができるんですね！

 

 

こういった細かい技術の積み重ねで一見似たようなヘアスタイルでも”なんかかっこいい”ヘアスタイルが作られます！