カットで一番大切にしていることは… 2022-11-022022-11-02技術的なこと 皆さんこんにちは! 富士市の田子ノ浦にある美容室 PICASSO HAIR オーナーの梶浦です! さて、本日は "PICASSO HAIRがカットする上で一番大切にしていること" これをお伝えしていきます! どれだけ技術をつけようと嵐が起きようとカメレオンに睨まれようとこれはずっと変わらないと思います! むしろこれのために技術をつけてカメレオンに睨まれていると言っても過言ではない!(過言です) カメレオン飼いにしかわからないカメレオンジョークはさておき、とっても簡単な話なのでぜひ参考にしてみてくださいね! PICASSO HAIRがカットする上で一番大切にしていること...それは"再現性" 美容室のカットの謳い文句なんかでもよく目にする”再現性” でも本当に再現性が高いカットを提供している美容室は限りなく少ない印象です。 そもそも再現性とは…? wikiさんによると“再現性”とは、”同一の特性が同一の手法により発現するとき、その結果の一致の近さのこと” ふむふむ、なんてわかりにくいんでしょう。 しかしこういうことです。 つまり再現性が高いカットとは、 美容室で美容師によってスタイリングされたヘアスタイルと、 翌日以降家で自分でスタイリングしたヘアスタイルの完成度(フォルムや動き等)がなるべく近いということ。 もっと柔らかく言えば、 お客さん本人のスタイリングで美容室帰りのようなヘアスタイルにできるということ! あくまでPICASSO HAIRの考えですが、カットはもうこれに尽きると思うんです。 カットに限らず、パーマもまさにこれのためにするわけですが。 月1で美容室に通っているとしても1年の内の残りの353日、こちらのヘアスタイルの方が圧倒的に大事です。 それも踏まえて思うこと。 再現性の高いカットを謳うのであれば、美容師側がそれ相応の仕事をしなければいけないということ。 再現性の良し悪しって、美容室で頭をやってもらった当日はわからないんです。 その時とっても素敵なヘアスタイルにしてもらっても、翌日自分で再現ができなかったら全く意味がありませんから。 目が少し隠れるような前髪は写真で見るにはとても素敵ですが、 生活の中では邪魔になってピンで留めてしまったりがっつり分けてしまったら魅力半減です。 美容師さんがアイロンを使って20~30分かけて仕上げた頭を、翌日自分で再現するのは不可能に近いです。 時間的にも技術的にもお客さんが家でできるスタイリングといったら ハンドブローと良くても顔まわりと毛先のアイロンやカーラー巻きくらいではないでしょうか。 もちろん再現性の高さは謳ってなく、美容室帰りのヘアスタイルが素敵ならそれで良いという美容室なら全然問題ないのですが、 昨今の(特にSNS)集客争いのヘアスタイル写真は、僕でも再現不可能なんじゃないかと思うくらいすごい!(←練習しろ) でもベースカットは大概でセニング(すきバサミ)主体でカットされた、アイロンと美容師の超絶テクの上に成り立つヘアスタイルが多いこと。 翌日以降お客さんが綺麗にスタイリングすることは非常に難しいと思います。 多分僕でも難しい。(お願いだから練習しろ) 冗談はさておき、やっぱりお客さん本人のスタイリングで素敵に見えるヘアスタイルが良いです。 しかしこれには非常に緻密なカットが必要なんですね。 だってハンドブローで、美容師さんが素敵に仕上げたヘアスタイルを再現できないといけないんですから。 そもそもセニング主体でカットされたヘアスタイルはアイロンかブローでスタイリングしないと綺麗に見えません。 本当に高い再現性を求めるのであれば "ニューヨークドライカット"のようなセニングを使わないカット技法が必須。 そしてその上で、 お客さん本人でもできるようなハンドブローで乾かして、スタイリング剤をただ付けるだけで素敵なヘアスタイルにする。 翌日からお客さんがどのように乾かしてスタイリングすれば良いかをお教えする。 ここまでの流れが再現性の高さを謳う美容室の使命だと思っております。 ハンドブローにしても多少の技術は必要ですし、 髪質にもよりますが、スタイリング剤を付けるだけでほとんどの場合ヘアスタイルの完成度が格段に上がりますので 一緒に努力して日々より素敵なヘアスタイルで過ごしていただきたいですね! 再現性の高いカットでなければそのカットには、長さを切り揃える以上の価値はないとさえ言えるほど大事なことだと思っています。 自分ではできないその日限りの美容師さんのスペシャルな仕上げも特別なヘアスタイルになるでしょう。 しかし、自分の簡単なスタイリングでその仕上がりの7~8割のヘアスタイルで毎日生活ができたら それは素晴らしい日々になると思います。 皆さんは美容室のカットに何を求めますか? 本日も最後までお読みいただきありがとうございました!