カラーとパーマの同日施術について 2022-12-102022-12-10技術的なこと 皆さんこんにちは! 富士市の夫婦で営むカメレオンがいる美容室 PICASSO HAIR オーナーの梶浦です! 本日は "PICASSO HAIRでのカラーとパーマの同日施術について" 普段パーマもカラーも楽しんでいるという方は同日(一度の来店)でカラーもパーマもやってしまえたら嬉しいですよね! しかし結論から言って、 PICASSO HAIRでは基本的にカラーとパーマの同日施術は行なっておりません。 その場限りではなく髪の毛を、ヘアスタイルを長い目で見た時にデメリットが非常に大きい同日施術。 今回はその理由をお伝えしていきます! あ…カラーとカメレオン、もしくはパーマとカメレオンの組み合わせはもちろんOKです。笑 一般の方には広く認知されていないことだとは思いますが、 そもそも薬事法で医薬部外品登録のカラーとパーマの同時施術は禁止されています。 ただ、還元剤にシステアミンを使用したパーマ液であったりヘアマニキュアといったカラー剤は化粧品登録のため、 それらと医薬部外品のパーマやカラー剤を同日に使用することは”法律上”なんら問題ありません。 それを理由にカラーとパーマを同日施術する美容室も多いのですが、PICASSO HAIRがしない理由はそこじゃないんです。 カラーにしろパーマにしろ、髪の毛に与えるダメージが大きいのは言うまでもありませんが、 施術後数日間も髪の内部は不安定で、施術中ほどではないにしても少なからず継続的にダメージを受けています。 そんな不安定な状態の髪の毛に対して、同日にまたまたカラーやパーマを施術してしまうと 単体で施術するのに比べ、髪の毛に余分にダメージを与えてしまいます。 そもそも髪の内部に残留アルカリのある状態でさらにアルカリの薬剤を使用することは 本来の薬剤パワーよりも強く反応してしまう危険性が高く、正確な計算も難しくなります。 (酸性の薬剤であれば良いという問題でもありませんが) 簡単に言えば、要するにカラーやパーマを楽しむのに不必要(無駄)なダメージを加算してしまうんです。 化粧品登録とか医薬部外品とかまったく関係ないです。 そしてそれはカラーやパーマはもちろん、ヘアスタイル自体のクオリティが下がること、持ちの悪さにも繋がるんです。 PICASSO HAIRとしては、もうこの理由だけでやらない理由として十分だと思います。 へっちゃらで同日施術をするような美容師さんは一見お客さん想いのようにみえますが その後のヘアスタイルや髪の毛、お客さんのことを全く考えていないと言って良いでしょう。 やれないわけではないですが、やらない方が良いカラーとパーマの同日施術。 どうしてもの場合や、やむを得ない事情がある場合はご相談ください。 カラーは根元のリタッチだけでパーマは毛先のみ(各薬剤の触れる箇所が重ならない)のような一定の条件下では 無駄にダメージを与えたり、ヘアスタイルのクオリティを落としたりせずに施術が可能な場合もあります。 あくまで”場合もある”だけです。 基本的にはやりませんからね! そして気になるのが、カラーとパーマの同日施術ができないのであれば、その順序や間隔ですよね。 次回、それらの説明をしていこうと思います! それではお楽しみに! 本日も最後までお読みいただきありがとうございました!